
名工建設株式会社様 企業サイトリニューアル
「何をどこまで作ることができ、どこまで信用できるのか?」ターゲットとなる工事発注担当者の、その知りたい気持ちに徹底的に寄り添う。
「在る」ものから「利用するもの」へ。これが本プロジェクトのテーマでした。名工建設様は様々なコンテンツをお持ちにも拘わらず、ターゲットのニーズと行動に沿ったサイト構成になっていませんでした。また、パンフレットとWebサイトの特性混同も、ユーザビリティ破綻の大きな要因となっていました。
そこで、最初に着手したのは、ターゲットのマーケティングからでした。ターゲットユーザである工事発注担当者が、名工建設様のサイトを前にしてどういった行動を取るか、それをイチから考えなおすことをプロジェクトのスタートポイントとしたのです。
プロジェクトが目指した最終目標final Target
- Webサイトを営業ツール化して、お問い合わせをもらうこと。
- 潜在している多くの情報を「見える化」し、短時間で入手しやすくすること。
- IR・CSR情報の発信元を印刷物からWebへシフトしていくことによる、リアルタイムな情報発信とコスト削減の実現。
- Webブランディング。
実績を営業活動のきっかけとする

「一覧としての見やすさ」+「多様性と実績数の多さ」を訴求
名工建設様の社内部門別の表示ではなく、ユーザの気になるキーワードで閲覧してもらえるようにしました。また、誰にでもわかりやすいシンプル機能とすることで、初見でも検索方法がすぐ理解できるような意図を持たせました。画面いっぱいに実績をずらりと表示させるデザインで、視界をぐっと広げインパクトを与えます。そのずらりと並んだ実績が、名工建設様の積み上げてきた実績「数」を印象付ける狙いです。さらにCMSを実装し、インパクトあるデザインと名工建設様側で随時追加できる更新性の両立を実現させました。
お問い合わせへの流れを作る
「実績」ページ→技術紹介ページ→工法資料の請求ページへと、ユーザを誘導する導線を作っています。それぞれから関連する紹介ページへリンクしており、実績から関連する情報を辿って具体的な資料の請求ができる道筋を作ることによって、企業サイトを「パンフレット」から「営業ツール」へと変貌させました。
ヒューリスティック分析※に基づくユーザビリティの向上

世間に認知されている様々な指針から抽出した、グランフェアズ独自の評価基準とプロの知見で、「ユーザビリティ」と「アクセシビリティ」の問題点を徹底的に洗い出しました。そこから得た問題点に対し、精緻な設計による改善策を適用していきました。見栄えではなく、情報の流れから導線を設計しているため、ユーザを目的のページへスムーズに誘導することを可能にしています。
- 第三者評価:建設通信新聞 平成25年10月4日(金)朝刊 3面掲載
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「基本構造」「導線設計」「ユーザビリティ・アクセシビリティ」「コンテンツとコミュニケーション」の4カテゴリーから構成する60項目の指標で評価され、全国で第4位にランクインしました。
運用体制の構築
CMSを利用したワークフロー策定等、名工建設様社内の体制構築と弊社運用サポートチームとの連携により、リニューアル公開後のサイト運用においても万全な仕組みを構築しています。タイムリー且つ継続的に、コンテンツの追加・編集・更新ができるようになり、スムーズな情報発信を可能にしています。
- 公開日:2013年3月30日
- エージェンシー:株式会社日本経済社
- 担当範囲:プロジェクト全体
※ヒューリスティック分析とは、ユーザインターフェイスにおける、ユーザビリティの問題点を指摘するために用いられる手法のひとつです。