
有馬グランドホテル様 サービスサイトリニューアル
自社サイトだからできる、親近感の醸成と差別化戦略
次世代の顧客になり得る人たちに対し、ブランディングできているのか!?社長のこの疑問から、プロジェクトはスタートしました。現顧客・地元住民には圧倒的なネームバリューを誇っている有馬グランドホテル。しかし、現顧客の年齢層が高まるにつれ、世代交代への対策が急務になっていたのです。
社長がリスクだと考えていたこと
現在は既存顧客からの支持を受け、予約も多く入っている状況でした。しかし、社長は将来の想定顧客である30代・40代世代へのブランディング不足を懸念されていました。顧客からの支持を受けている今だからこそ、 中の坊グループ全体としての新時代ブランド確立へ、いち早く動き出したのです。
プロジェクトが目指した最終目標final Target
- 中の坊グループのブランディング強化。
- 潜在顧客へのリーチ。
- 既存顧客の囲い込み。
- 新しい集客スタイルの確立。
ポータルサイトの横比較から抜け出す

有馬グランドホテルを拠点にして体験できる「レジャー情報」と、施設からの「景観」に焦点を当てました。レジャー情報は、宿泊客からよく聞かれる観光地や、ご案内することの多いイベントなど、接客で交わされるコミュニケーションをWeb上にも適用しました。景観については、抜群の立地条件から得られる「絶景」を宿泊者目線で撮影しました。そして、その写真を使ったjQueryによるフルスケーリングデザインを採用し、画面いっぱいに広がる壮観な風景を演出しています。
Social MediaとOwned Mediaを連携

自社サイトは公式な情報発信ツールとして位置づけ、施設を訪れた際の体感を主に表現しました。一方、Facebookページは、体験談やスタッフの『生の声』を掲載していくものとし、ユーザと有馬グランドホテルの情報交換・交流、有馬グランドホテルファン同士のコミュニケーションをメインの目的としました。そのコミュニケーションにより、潜在顧客への宿泊ニーズ想起を狙っています。また、自社サイトとFacebookページ間の新規導線構築により、新しい情報取得の流れを作りました。
ヒューリスティック分析※に基づくユーザビリティの向上
世間に認知されている様々な指針から抽出した、グランフェアズ独自の評価基準とプロの知見で、「ユーザビリティ」と「アクセシビリティ」の問題点を徹底的に洗い出しました。そこから得た問題点に対し、精緻な設計による改善策を適用していきました。見栄えではなく、情報の流れから導線を設計しているため、ユーザを目的のページへスムーズに誘導することを可能にしています。
- 公開日:2012年3月21日
- 担当範囲:プロジェクト全体
※ヒューリスティック分析とは、ユーザインターフェイスにおける、ユーザビリティの問題点を指摘するために用いられる手法のひとつです。